私たちのからだは約60兆個の細胞からなっています。これらの細胞はそれぞれの役割を 果たし、ある一定の調和を保っています。がん細胞はこのような正常細胞が変化して出て くるもので、からだ全体の調和を無視して無秩序に増え続けるのが第一の特徴です。さら にがん細胞はまわりの正常な組織に侵入したり(浸潤)、血管やリンパ管を通って体のい たるところに定着し、そこで増殖する(転移)性質があります。がんが他の病気と大きく 異なるのはこれらの性質によります。またこれらの浸潤や転移をする性質のため、がんは 悪性の病気であるといえるのです。
がん予防のための12カ条 (国立がんセンター提唱) 禁煙で30%、食生活で30%併せて60%のがんを予防できます。
- バランスのとれた栄養をとる。
- 毎日、変化のある食生活を。
- 食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに。
- 飲酒はほどほどに。
- 喫煙はしないように。
- 食べ物から適量のビタミンとたくさんの繊維質をとる。
- 塩分はひかえめに、あまり熱いものは冷ましてから。
- こげた部分はさける。
- かびの生えたものは食べない。
- 日光に当たりすぎない。
- 適度にスポーツをする。
- 体を清潔に。